動物病院協同組合について

 

 

近年、動物病院を取り巻く環境は大きく変化しています。これは我々が提供する医療サービスに対する社会的ニーズ、大規模資本の獣医療分野への参入が大きく影響しています。この変動の時代を生き抜くために動物病院協同組合は設立されました。

現在の小動物獣医療の根幹をなしているのは、主に我々のような小規模動物病院です。しかし小規模事業者ゆえのジレンマは少なからずあるのではないでしょうか?

 

特に人材の確保、仕入れ経費の圧縮、法的案件の相談等の現実的課題に直面する機会は多いと思います。このような課題に対して小規模動物病院の集合体として出来ることはないか、そのような思いが協同組合設立の構想へとつながりました。

協同組合とは共通の目的のために個人や中小企業が集まってつくる、相互扶助的な組織です。中小企業等協同組合法に基づき行政の許認可を厳しく受けています。協同組合では組合員は一人一票で平等です。これは一部の大株主の発言権が強くなる株式会社とは違う事業体としての立ち位置を示しています。

 

協同組合は同じ目的を共有する人の集まり、株式会社は個人の利潤を追求する人の集まりと言えるかもしれません。 このような背景を持つ協同組合は、我々のヴィジョンを実現するために一番適した組織だと考えました。

我々のコンセプトは「動物病院を経営する事業者の安定と発展に寄与する」という事です。そのための事業を継続的に展開し、ともに発展していきたいと考えております。

動物病院協同組合 理事長 家入秀明

 

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